2018年11月22日から26日に中国の中でも一番大きい広州の茶博会が今期も開催されました。広州では春・秋と毎年2回開催され毎年とても賑わっています。他の地区でも毎年開催されます。中国中からたくさんの企業が集まり、とても賑わいます。また台湾茶も毎年大小問わず出店します。私はとりあえず初日・2日目・3日目行ってきました。今回はそんな茶博会の様子をお届けしようと思います。
1階がお茶の総合会場
2階は黒茶のみの会場
3階は茶器・茶席・イベント会場
となっています。
私は去年から参加していますが毎年これは変わらないです。
それでは1階から順にみていきたいと思います。
正直広すぎてお伝えするのが難しいです。写真のように広いブースがあと一階だけで10カ所くらいある中・小ブースが50店舗以上ある感じでしょうか。
いくつか私が回った店舗を紹介していきたいと思います。
こちら私が一番お世話になっている白茶の会社になります。今年の春、大高中国茶学校が主催する中国茶スタディーツアーで見学させてもらった会社の1つです。
早速試飲させていただきました。私たち(初日は複数で参加)は常連であることもあり、茶畑の現地の飲み方の人たちに近い飲み方をさせていただきました。写真のお茶は「白牡丹」になります。色は濃いのに茶湯は透き通っておりとてもきれいです。地元のならではの少し濃厚な花の香りと普通より深みのある味わいを楽しませていただきました。今回私は購入してない(スタディーツアーで大量購入したので・・・)のですが、、一緒に行動している複数の方々がここで茶葉を購入しました。白茶なら間違いのない会社です。値段もリーズナブルなものから高価なものまでそろっています。
こちら私個人が毎回お世話になっている単丛のお店です。ここの会社は有機栽培をウリにしており値段はちょっと張りますがとてもいい茶葉がそろってます。私が思うここの看板茶は単丛の茶樹から作った「単丛紅茶」です。私の好きな紅茶の3本指に入るのがここの単丛紅茶です。私が去年からお世話になっており、いつも茶葉を購入してるのですが、今回私が知人を連れてきたこともありとても歓迎して下さって、250gで3000元もするの高級茶葉を試飲させてもらいました。本当にとても感謝です。
こちらこちら武夷山の岩葉全体を扱う高級茶葉の会社『正山堂』です。とても大きな会社、1階のブースで一番広かったと思います。茶葉の種類や価格帯によっていくつかのブランドに分かれてます。ここの会社の看板茶は紅茶の最高峰ともいえる武夷山紅茶の純正「金骏眉」です。今回茶博で紅茶で特金賞を受賞した会社になります。
ここの通りが台湾茶のブースになっています。今年はやや少なかったと思います。それでも10件近くはありますが。
さて次は2階のブースに移りたいと思います。2階は主に「黒茶」特に「プーアル茶」のブースになります。80年代の超老茶や1餅1万を超す超高級プーアル茶、またプーアル茶の一部加工工程を見せてくれるブースなど、まさにプーアル茶好きにはたまらい展示上になってます。私も生プーアル茶が大好きで、今年出来立てほやほやの生プーアル茶を1つ買いたいなぁと思っております・・・ほやほやはしてないですね・・・・
こちら今回一緒に行動した方から紹介していただいた会社のブースになります。名前は「山青花燃」。こちら立飲タイプのブースになりますね。きれいに苔がついた石が飾られてありとてもこってますね。やはり立飲タイプのブースですとお茶が飲みやすいですね。疲れますけど・・・
ここでも知人が知り合いということで飾られていない高級な生プーアル茶を試飲させていただきました。本当にありがたいです。
こちら中国で最も大きいプーアル茶の会社の1つ、「中国茶叶」縮めて皆「中茶(ジョンチャ)」と呼んでます。プーアル茶が好きな人は一度は聞いたことのあるのではないでしょうか?知らなくてもきっと見たことあると思います。プーアル茶の他にも岩茶なども試飲してました。
私は2日目一人で回っている時、別の会社の生プーアル茶を試飲してる際、複数の中国人と交流をしそこからしばらく一緒に行動し(というかほぼ半日一緒・・・)、ここの岩茶を彼らとひたすら試飲し続けここの岩茶について語り合いました・・・正直ほぼ茶博荒らしですね。今後はちょっと自粛しなければなりませんね。帰り路が茶酔いし、帰宅してもなかなかぬけず大変な目にあいました。
ここも「大益茶」と呼ばれる、プーアル茶で最も大きな会社の1つになります。餅茶の種類の多さと展示の仕方では圧倒されます。1つ1つ見たら若干かぶっているものもありましたが、やはり圧倒されます。
また別の会社です。お値段が・・・・19000元・・・ん!?!?よく見たら190000元ですね!!!今回の茶博で一番高いのではないでしょうか。重量六千克、つまり6㎏です。1gあたり約33.33元ですね。一回に8g使うとして・・・一煎266.64元・・・これなら手の届く範囲ですね。8g/500元とかする岩茶もありますし。またこちらを購入したら1日1煎お茶を淹れる計算で750日、茶葉を節約したらもっと飲めますね。この「老班章」だけしか飲まない人はありかもしれないです。
こちら今度は老茶になります。右がよくわからないのですが、左が50年代の餅茶になります。値段が書いてませんね。もはや売り物ではないのでしょう。
大高中国茶で扱っているプーアル茶の会社になります。私が思うこの会社の特徴はプーアル茶の王道である「老班章」「冰岛」もおさえつつ、云南省の有名なそれぞれの山からお茶を製造してるところだと思います。なのでプーアル茶を勉強をするにあたって非常に都合の良い会社だと思います。
今回プーアル茶のブースで一番注目したブースがここです。会社名は「吉普號」です。ここの会社、今期の茶博で「生普洱」2種類、「熟普洱」、「小青柑」。これら4つ全て金賞を取った鬼の会社です。また「茶山黑话」というお茶に関する動画配信もやっており、非常に勉強になります。私もここで生普洱茶を1種類買いました。後日、「大高中国茶広州店」で開かれる私のお茶会「茶博会のお茶品評会」で出す1種類に決めました。興味のある方は是非ご参加ください。
ちなみに先ほど話した中国人の皆さんとはここのブースで出会いました。
最後に三階の茶器のブースを見ていきます。
ここが紫砂壶のスペースになります。前回の茶博会よりだいぶ整頓され見やすいです。ちょっと掘り出し物が減った気がしますね。
こんなものまで展示されています。本当に博物館です。博物館より展示されてるものが多い気がします。
磁器の街「景德镇」の茶器ですね。1つ1つ人の手によって絵が描かれています。中には隣まで来て覗き込む観覧者もいるのですが、それでも微動打もせず描き続けていました。
こちら銀製の茶器ですね。金製ももちろん人気ですが今銀製品が非常に注目されてます。特に日本の銀と鉄製の茶器は非常に高価な価格で取引されています。
今年は本が売ってるブースが去年より多く、非常に助かります。勉強用に数冊買わせていただきました。
こちらの今回の茶博会で購入した茶葉たちになります。中には無料であるものだったり、景品だったり、また事前に業者の知人に連絡して持ってきてもらったものもあります。
こらからこれらのお茶たちの勉強が始まります。とても楽しみです(笑)(笑)
長くなってしまいましたが今回はこれで失礼します。閲覧ありがとうございました。
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