独り言な茶話 ~第11話~:生普洱茶と熟普洱茶って何が違うの?!

 なんとなく急に思ったことを自分の観点からつぶやいていく、ハイパー身勝手なブログです。あまり真に受けないでください。


 お久しぶりです・・・かなり放置してしまいました。3カ月以上振りくらいなと思います。ブログはさぼってしまいましたが、お茶の方はさぼっていないのでそこは信じてくれたら幸いです(笑)むしろ去年よりしっかり勉強してるかも。 今ちょうど中国茶の新茶が市場に出ている時期です。特に緑茶・白茶・紅茶・生普洱茶です。烏龍茶も徐々にきてますね。

ずばり今年の出来はどうですか!?!?

・・・まだわかりません(笑)

 今のところは中国安徽省代表の緑茶の”太平猴魁(たいぴんほうくい)”が私の中で一番です。


私の一番好きな緑茶の“庐山云雾(るぅしゃんゆんう)”はまだ飲めてないのでまだ何とも。また緑茶は紹介していきますね。

 今年は白茶はちょっといまいちな感じです。まぁ去年お茶の旅行で白茶の産地に行ってしまったのでそれに影響されてるのかもしれませんが。まぁこちらもゆっくり探していけたらと思います。


 さて前節で話した通り今ちょうど緑茶の季節なんですけど、それでも私は岩茶・生普洱茶を飲むが多いです・・・というかほぼ毎日この2種類は飲んでますね(笑)

 なぜ私がこんなに岩茶と生普洱茶に魅了されてるかというと、味わいが好きなのが一番の理由になるのですが、ブログのタイトルにもあるように“韻”というものが淹れ方次第ではっきり出るからです。それを日々出すの難しく極め淹れるが面白いからです。まぁ一通りお茶を勉強して大体最後に好きになるの岩茶か普洱茶になりますね(笑)

 今回普洱茶のお話は簡単にしようかと思います。


 普洱茶・・・ってそもそも何!?


 答えは簡単です。“云南省普洱市”で作らたお茶。これが普洱茶です。一応六大茶類で言うと黒茶に当たります。普洱茶は産地が非常に多くまだ人々が足を踏み入れていない未開拓の場所もあるほどです。普洱茶だけでも一生かかっても全て飲み切るのは困難でしょう。

 すべてのお茶がそうですが、普洱茶は特にブレンドされたものが多いです。簡単に分けると

「普洱市すべてのブレンド」、

「普洱市の勐海地区のブレンド、临沧地区のブレンド」

「その区域内の山のブレンド」

「その山の中の各村のブレンド」

「一本の茶樹の本当の純正茶」

さらには「企業独自のブレンド」

・・・きりがないです。それが入り乱れ、各企業が独自の商品名をつけるためより複雑なってしまうのす。

 まぁ「山」「村」「企業オリジナル」が一般といったところでしょうか。一本の樹から作ったものだと当然ですが値段は跳ね上がります。また各産地によっても値段が全然変わってきます。

 各企業本当にたくさんの種類を出しているので自分でどんなものを買うかの条件をつけて買いに出かけることがお勧めです。それがないと紹介する人も種類が多くて困ってしまいます。一番は値段かなと思います。100元以下のものから1万元近くするものまでこれも多いです。なので上限を決めるのがいいかと思います。初めて購入される方は知識のある人と300~500元前後で探すのが無難かと思います。

 当たり前ですがお店側は“企業独自のオリジナル”をおすすめしてきます。それがイヤならある程度前もってどんなのが欲しいか明確にしておく必要があります。もちろん企業のオリジナルが悪いわけではありません。大体香り重視でさっぱり系のものが多いです。

 しかし勉強のためなら前もっての予備知識は結構必要になってきます。同じ産地でも各企業によって味わいが違うためこれもまた一苦労です。まるで宝探しですが普洱茶の魅力でしょう。


 さて普洱茶の前説はこれくらいで本題の「生」と「熟」の普洱茶の違いです。

まぁ見た感じ「生」が新しい普洱茶で「熟」が「熟成」の「熟」なのである程度年月を経たものが「熟普洱茶」と呼ばれるんだな・・・って思ってしまいますね。

 ・・・答えは「NO!!」です。全く違います。生普洱茶と熟普洱茶は似て非なるものです。

では何が違うか私の観点から説明していきます。

簡単にいうと

「生普洱茶」は自然による発酵(化学変化)、風化によって味が変化していきます。例えるなら熟成肉ならぬ熟成茶です。年数を重ねることでの味の変化を楽しめます。

「熟普洱茶」は人工的発酵(微生物の作用)させたもの、私の観点から言わせてもらえば発酵食品です。この人工的発酵を専門用語で「渥堆発酵」と言います。これがお茶の味わいに大きく影響していきます。こちらも年数を重ねることで味わいも変化していきますが生普洱茶ほどは大きく変化しません。

 なので2種類とも原材料は同じでも製造工程が全く違うので味わい香りは全く違い、生普洱茶が年数を経て熟普洱茶のような味わいになることは決してありません。別種類のお茶として区別した方がいいかと思います。

 さてどちらがいいかと言われますと・・・

お茶の味わいや文化・歴史などに重点を置く人→生普洱茶

健康面や薬膳へ応用などへ重点を置く人→熟普洱茶

がお勧めかと思います。

 生普洱茶はその産地の味わいを意識したものが多いです。日本でいうとお米みたいなものでしょ。とれる農家によって味わいが違う。また農協のブレンドもある。それと同じです。それを楽しむお茶であり、またお茶の製造、淹れ方、文化、味わいの変化などを勉強していくものです。

 それに対して熟普洱茶は多くの場所からのブレンドが多く、詳細の産地よりも発酵の違いによる味わい重視です。食品で例えるなら「味噌」に近いでしょう。塩辛いわけではありませんが(笑)各企業化学による研究を重ね日々飲みやすいものを作りあげています。また生普洱茶ほど味わいが変化しないので安定した味わいを続けられるといった利点、また発酵食品なので血液の流れをよくする、抗癌作用・美容効果だの健康面の期待も非常に高いです。

 薬膳の観点からも生普洱茶は体を冷やす性質で冷性。

 熟は体を温める性質で温性になります。

 ちなにみ私は生普洱茶ばかり飲んでます(笑)もちろん熟も好きですが最近は少ないです。


 今回はこんな感じですね、最近は自分の淹れる技術の向上ばかりであまりお茶を探しに出ていないので情報量は少ないですが、今後はお茶の淹れ方などの技術面でも少し紹介していけたらと思います。ではまた。閲覧ありがとうございました。

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