独り言な茶話 ~第8話~:凤凰单丛「春茶VS冬茶」(2)

 なんとなく急に思ったことを何の理論も根拠もなくつぶやいていく、ハイパー身勝手、適当なブログです。あまり真に受けないでください。


 こんにちは、今回は凤凰单丛の春茶と冬茶の飲み比べ2回目となります。今回試飲していくのは「黄枝香」になります。「黄枝香(フォワンジーシャン)」・・・なんだそれ?名前の由来は私もいまいちわかりませんが凤凰单丛の十大香型の1つです。どんな茶樹から作られるかというと「宋种」と呼ばれる单丛の中でも古い原種茶樹から派生して作らたら茶葉になります。独特の花香と蜜香と单丛の苦味があるのが特徴で、好きかどうか別として私の中ではこれが单丛のベースとしてみています。

 さて今回はそんな「黄枝香」の2つの味比べです

 外形ですね・・・うぅ~ん・・・はっきりとした違いはいまいちですね。若干色の違いはありますが。わりと分かりやすいの揉捻の強さですね。冬茶(雪片)の方がやや弱いです。


 うぅ~ん・・・春茶の方がやや色が濃いですね。透明度が冬茶の方が高いです。

味わいは、春茶方が爽やか目で冬茶の方が芳醇で苦味が少ないです。まぁどのお茶も秋茶の方が春茶より苦味は少ないのですが。なぜか・・・苦味成分(カテキン・カフェインなど

)が転化されてるからなんですが、その分甘味・内質は春茶には劣ります。実際試飲してみたらわかるのですが、春茶の方がうま味、甘味は冬茶より高いです。これは日本の緑茶も含めどのお茶でもいえることですね。


 茶殻です・・・うん、葉のこの葉の開き方の差で春茶の方がしっかり揉捻されてることがわかりました。なぜ?理由は職人さんたちの感覚によるものが多いと思うのですが、私が今考えられる範囲だと内質の問題差ですかね。先ほどおお話したように冬茶の方が内質は低いです。揉捻の目的は茶葉から味を出しやすくする、しかしやり過ぎると茶葉の壊れてそこから重要な成分は一緒に出てしまう。つまり冬茶の場合は春茶より内質が低いためその成分を失わせたくなかった。だから揉捻をやや弱めにしてある。これが今の自分の答えです。

 視点を変えたらまた別の理由が出てくると思います。何か別の考え、私はこう思うなどある方いたら是非教えてください。是非参考にさせていただきたいです。意見お待ちしています。

 また内質がいまいちどんなのかわからないという場合は2種類以上の茶葉を3gずつを100度のお湯で5分間浸してみてください。これは品監のプロ、バイヤーの方たちの品監方法(分量や時間に誤差はあります)ですがこれで一気に茶葉の内質などを丸裸にしていきます。かなり味に差が出るはずです。これによりお茶の甘味・香りなどをみていきます。味は濃いのに雑味などがなかったらそれはいいお茶でしょう。しかし味が薄かったり極端に雑味や苦味が出たらそれは内質が低かったり、加工工程に問題があることになります。勘違いしないでほしいのは決しておいしく淹れる方法ではありません!!お茶を理解するための品監の訓練だと考えてくれたらいいかと思います。たとえ内質が低くてもおいしく淹れる方法はあります。これだけでお茶の価値を決めてしまわないようしていただきたいとおもいます。

 ・・・長くなってしまいましね。今回はこれくらいで。

あっ!?ちなみに今本当にお茶について一緒にお話出来る方々を探しています。是非ですね少しでも興味もってくれたら方はメール・コメントなどいただけたら幸いです。

 ではまた。閲覧ありがとうございました。

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