独り言な茶話 ~第4話~:白茶の深み

 なんとなく急に思ったことを何の理論も根拠もなくつぶやいていく、ハイパー身勝手、適当なブログです。あまり真に受けないでください。


 『白茶』・・・六大茶類の中では最も加工工程が少ない茶葉になります。

白茶は茶積みの基準によって「白毫银针」「白牡丹」「寿眉」の3種類に分けられます。

「白毫银针」は茶葉の「芽のみ」を使用したものになります。

「白牡丹」は「1芽1~2葉」芽とそこから数えて2枚目までの葉まで積んでできたものです。

「寿眉」は「1芽3葉」芽とそこから数えて3枚目までの葉まで積んでできたものです。

また今では「寿眉」の中の,より茶葉の質のいいものを「贡眉」と呼びます。

なので今では「白毫银针」「白牡丹」「贡眉」「寿眉」の4種類が大きな分類です。

白茶には「一年目はお茶、三年目は薬、七年経つと宝」と言われており、お茶の持つ薬効性や味わい、そして市場価値は徐々に上がっていきます。年数を経たものを「老白茶」といい、基準は人や企業によってさまざまですがおよそ5年以上経たものです。

 そして今飲んでるは「2009年の寿眉」になります。

 これは2018年の「大高中国茶学校中国茶スタディーツアー」に参加した時に私の妻が選んで購入した茶葉になります。今夜約半年ぶりくらいに飲みました。私の中での「寿眉」はナツメのような甘味がし濃厚で、香りは芳醇な花の香り、茶湯は濃い金色で透明度が低いのが特徴でしたが今これを飲んでみると私の今まで考えを覆しました。非常にはっきりしたまるで蜂蜜のような甘味、茶湯の中に含まれた花の香り、透き通った黄金色の湯色。もうすぐ10年経つお茶とは思えない味わいです。通常は芳醇は味わいでここまではっきり甘味を感じることはないのですがこれは全く違います。私の妻はそこまでお茶に対して詳しくはないのですが・・・よくこれを選んだなと感心です。「寿眉」は餅茶に加工されてしまうことが多いのですが、珍しい散茶を選んだのも感心です。・・・知っていたのかな。

 簡単ですが茶葉の紹介します。

 こちら福建省東部福鼎市莲峰山にある「资國寺」というお寺作らた茶葉になります。お茶葉は素食を基とするお坊さんには貴重な飲み物となります。有名茶葉・茶畑にはお寺との関係が深いもの非常に多いです。闽北乌龙茶の代表、岩茶の「大红袍」の名前の由来もその1つです。



  「资國寺」の茶畑です。すでに茶積みは時季終わってしまったので、新鮮な茶葉はありません。また来年ですね。



 はい・・・最近生プーアル茶や岩茶などをひたすら飲み続けていて、正直ちょっと体に負担かかってきたかなと思い、まぁ休憩的な感じでたまたま見つけた寿眉を飲みましたがこんな衝撃を受けるとは思いませんでした。本当に今まで自分が知っていたのとは全く違った味わいで、これは近いうちに他のお茶と徹底的に品監して謎を解いていく必要性がありそうです。白茶・・・加工工程は少ないのにお茶によって非常に味わいが変化する、さらに飲みやすく体にもやさしい、シンプルながらとても深いお茶です。まぁお茶葉の勉強はすべて深いのですが・・・まぁ四季を問わず飲めるお茶なので、ゆっくり研究していこうと思います。皆さん、特にお茶を初めて勉強される方などはスタートは白茶からがとても入りやすいと思うので、是非飲んでみてください。

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