皆さん、こんにちは
本日私がいつもお世話になっている「大高中国茶広州店」にて大高中国茶学校の学長である大高勇気学長が本当はスタッフに対する講義なのですが、ご一緒に参加する機会をいただいたので参加させていただきました。
テーマは熟普洱茶の味の差です。なぜ味の差が出るのか、加工工程や保存の仕方による変化などさまざまな角度からスタッフが討論していきます。正直今でも私の頭の中では整理がつかず混乱してることがあるので、復習し整理がついたらのちまた掲載していこうかと思います。つまり・・・それほど濃い内容でした。私もついていくので必死で余裕がありませんでした。今回は状況報告という形で。
普段見慣れない3つのマグカップ型茶器が置いてあること思いますが、これらが品監の道具になります。普段飲む方法とは全く違いこちらに茶葉量・出湯時間(今回は3分)・水温(100度)など全てを統一して淹れていきます。初めて見る人は想像していただけたらわかると思うのですが通常よりはるかに長い時間蒸らすので味がかなり濃く出ます。しかしこれを数回繰り返し試飲していくとその茶葉の良し悪しが丸裸にされる恐ろしい淹れ方です(笑)
このような形で淹れていきます。主にバイヤーの仕事をされる方がテイスティングするのにする方法です。私も広州店で何度か経験はありますが、今日は大高学長来店ということでいつもより内容がかなりこいものなりました。・・・まぁスタッフ向け講座ですから・・・大高学長を軸にスタッフ一人一人自分の思う考えを述べ非常に白熱した討論になっていました。私も自分思う考えを発言させていただく機会をいただきましたが、もう考えが全くまとまらず勉強不足を痛感させられました。
しかしこの品監方法を通すことでそのお茶の本質を見ることが出来るので、お茶の理解を深めるためには必要不可欠です。とても刺激を受けいい経験になりました。
番外編:お茶の淹れ方
品評会の前、私が大高中国茶スタッフ・大高学長の前でお茶を淹れさせていただいたので、その時私が感じたこととアドバイスしていただいたことを掲載しようと思います。
普段はもうスタッフが前だろうが大高学長が前だろうが全く緊張しなく淹れられるのですが、今回使用した茶葉で一種類だけ、お湯をそそぐ直前、突然緊張しました。他の茶葉は全く緊張しませんでした。確かに程よい緊張具合というのは大切だと私も思います。これは属にいう「武者震い」という種の緊張だと思うのですが、しかし今回の緊張は全く違いました。
値段の差??・・・絶対違います。なぜならお湯を注ぐ直前の自分は完全に先ほどの「武者震い」という状態でした。値段程度ではびくともしません。では何か・・・
大高学長にすぐ見抜かれてアドバイスされました。
「どんなお茶でもそのお茶を皆にどう提供したいかとをまず考えることが大事だよ。」と。
すぐハッと我に返りました。確かに今回何も目標も持たずただ漠然とそのお茶を淹れようとしてました。普段ではこのお茶をどう皆さんに楽しんでいただこうか、そういったことが無意識の内にある定まって淹れてると思います。なので迷いがないです。失敗したらしたで、すぐ何が悪かったかすぐ明白になりすぐ立て直せます。しかし今回その目標が無意識の内に定まらなかった、それがもろにお茶に影響したと思います。ではその無意識に目標が定まらなかったのはなぜか、それはそのお茶に対して勉強がある程度完結してなかった。つまり予習不足です。さらに茶葉の外見からどう淹れるか判断する準備不足。これらが重なり「皆にお茶をどう提供したいか」を自分の中で見い出せなかったと思います。結果として今回の緊張につながりお茶へ影響したと思います。なので改めて普段から勉強し、常に一煎一煎淹れるお茶に最初から向きっていくことの重要性を教えていただきました。お茶を淹れるとういうのは、外見をチェックするということから既に始まっていることを忘れてはいけないと思います。
大高学長・スタッフの皆様には改めて感謝申し上げます。
後半は自分よがりな内容になってしまいましたが、閲覧ありがとうございました。
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