茶会日記 ~第2会~ 台湾烏龍茶会

 皆さん、こんにちは

 2018年11月13日(火)大高中国茶(広州店)で、『台湾烏龍茶:焙煎の違い飲み比べ茶会』が開催されたので参加させていただきました。

 私は普段あまり台湾茶を飲まなく、知識も乏しかったの今日はとても勉強させていただきました。期待通り『聞香杯』も準備していただいて、香りがとても楽しめたお茶会でした。

 それでは早速、本日のお茶会を見ていきたいと思います。

 文字が見えずらくなって申し訳ありません。

本日は台湾烏龍茶6種類+台湾紅茶1種類でした。

台湾の紅茶を飲ませていただくのは今日初めてなのでとても楽しみです。

今日のテーマは「焙煎の違い」ということで、同じ業者・同じ茶種で準備されていました。

茶葉は全て冬茶だそうです。冬茶ということなので、春茶・秋茶よりも味わいが深いものになるではないかなぁ~、というのが私の予想でそこにもしっかり重点をおいて飲ませいただいきました。

初めの2種類です。両方とも『文山包種茶』というものになります。

茶葉を出荷する際、紙に包んで出荷したことから由来するそうです。

ちょっと黄茶の加工工程の1つである「闷黄」がふと頭をよぎりました。味の厚みが楽しみです。

「冬片」とは冬に茶積みをしてから45~60日後に再度茶葉を摘んだものだそうで、次の茶積みの春茶に影響してしまうため毎年摘むことができず、貴重なものとなるそうです。今日のものは4年ぶりに摘まれたものになるそうです。

 上が冬の始めの茶摘みの文山包種茶

 下が冬片の文山包種茶

となります。

 写真の光の関係もあるのですが、上の文山包種茶の方が色が濃かったです。香りもこちらのほうが高かったです。

 やはり違ったのは味わいでした。冬片の方がやや味わいが濃厚で余韻が残った気がします。

 茶殻の比較ですが冬片の方がやや茶葉は固く、色も少し濃かったです。

茶摘みは芽が熟し、3~4葉目くらいまで摘んでるようです。

 2種類とも茶葉柔らかいので、烏龍茶の加工工程のキーポイントとなる「做青」もやや弱くして茶葉が破けてしまうのを防いでるように思いました。

 つぎは聞いたことがある人も多いと思いますが、台湾烏龍茶で有名な種類の凍頂烏龍茶です。

 正直、今の私では外形だけでは色の違いしか判断できませんが、重焙煎の方がやや色が濃かったです。並べてみないとわからない位同じ色合いをしております。

 闽南乌龙茶の特徴である、球状の外形(蜻蜒头)の形状をしています。形がきれいなのでお茶を揉む込む工程の「揉捻」がしっかり丁寧にされてると思います。

 上が生の凍頂烏龍

 下が焙煎のかかった凍頂烏龍です。

 私のテイスティングに感想になってしまうのですが、生の方が香り・味わいが深かったように感じます。

 焙煎のかかったほうはやや焙煎独特の香りがしました。ただそこまではっきりとわかる程度ではなく言われたら気づく程度かなと思います。

 本日は2煎までしか淹れてないので茶葉にはまだしっかり力が残ってます。

しっかり熟した茶葉をので使っているので味は濃厚です。茎と葉がくっついています。

これは丁寧に加工されてる証拠で、安価なもになると、茎と葉が分かれて、ちれぢれになって入っています。後日そういった差のものの差を感じることができるものが見つかったら投稿していこうと思います。

 こちらが焙煎したものになります。生よりもまだ力が残ってるように感じます。味の継続性でいったらこちらが上かもしれません。茶殻の色もやや濃いように感じます。


 本日お茶会にて一番標高が高い場所で作られた茶葉になります。

焙煎の違いですが・・・正直見た目から判断ほとんどできませんでした。言われたら確かに・・・くらいです。

 上が軽い焙煎

 下が焙煎度普通

といった感じになります。

まず個人的な意見なんですが今日試飲した烏龍茶の中で1番おいしかったのは、上の軽い焙煎度の梅山高山茶です。

湯色のなんですが透明度・輝き・色合いが私の中で一番きれいで、全体的にまとりまりのあるものだと感じました。飲んだ時の花のような香り、お茶の甘味がどれもしっかり感じられ双方ともバランスが取れ、楽しませていただきました。

下の焙煎度普通といった方なのですが、上記の味に焙煎しか香り、表現がちょっと難しいのですが、微妙にスモーキーな感じがしたのかな・・・といった感じです。

 茶殻を見ていきます。

両方まだ力は全然残っています。2種類とも今日試飲したなかで一番葉が大きかったです。味わいの今日の中では一番濃厚だったのではないでしょうか。

こちらもしっかり茎とと葉がくっついており丁寧に加工されていいます。

もっと飲みたかった・・・これが正直な感想です(笑)

をみこちらは番外編という感じになるのでしょうか。

台湾の紅茶になります。

味わいは台湾烏龍茶の代表である東方美人に近いです。

紅茶なのでやや東方美人よりまろやかな感じがしますが、ほとんど区別はつかないです。

外形見せられず、「これ東方美人です」と言われたら信じてしまいそうです。

色を見たら紅茶特有の色合いをしており、東方美人よりやや濃いかなといった具合です。

茶殻も柔らかく潤いがありきれいです。

 今回はなんと「特製シフォンケーキ、生クリーム添え」までつけて下さいました!!

ニトリではありませんが、本当にお値段以上、ありがとうございました!!

ケーキには隠し味カルダモン、生クリームにもお酒の香りをつけるなど非常にこったものでした。

 広州ではなかなかおししいケーキには出会うことが難しいのでとてもありがたかったです。もっとクリーム乗せれば良かった・・・・

 以上で今回の日記を終わらせていただこうかと思います。

 ご閲覧ありがとうございます。


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